最近では小学生で英検に挑戦する子も増えてきています。
2017年度の小学生以下の英検受験者数はなんと40万人越え!!
この数は年々飛躍的に伸びています。
当サイトでは、小学生が英検合格を目指すためのポイントや勉強方法を解説していきます。また、英検対策のできる英語教材やオンライン英会話を徹底比較しています。
小学生が英検を受けるメリットとは?
なぜ、小学生で英検を受ける子が増えているのでしょうか?小学生が英検を受験するメリットはたくさんありますが、まとめるとこんな感じです。
- 自分の英語力が客観的に判定できる。
- 目標がはっきりすることで、学習のモチベーションがあがる。
- 何度か受験することでどのくらい英語力が伸びたかが分かる。
- 中学受験に有利になる。
学校の授業だけでは、実際どれだけ英語力がついているのかも分かりづらいですよね。
英検を受けることで自分のレベルがはっきり分かり、さらに伸ばしていくこともできます。
また、目標がハッキリすると、学習も進めやすく、モチベーションも続きます。
英検を持っていると入学試験で有利になる中学校もあります。
小学生が目指す英検のレベル
小学生の英検受験者数を級別にみると、5級が50%以上、4級が30パーセント程度、3級が12%程度となっています。
最近では、小学生の英検受験者数が増えているだけでなく、上級を受験する子供の割合も増えてきています。
2015年度の学年別では、5年生と6年生だけで7割を占めていますが、最近は低学年の受験者数が増えている傾向にあります。
小学生が英検に合格するのは難しい?英検5級、4級の合格率は?
小学生で英検を受けるとなると、まず最初はほとんどが5級か4級を受けることになると思います。
英検5級の合格率は82~85%、英検4級の合格率は70%前後です。
ただ、小学生の受験数の増加につれ、合格率は低下傾向にあるようです。
英検5級は「中学生の初級レベルの英語」と言われていますので、小学生で英検5級や英検4級をとるにはそれなりの準備が必要になります。とはいえ、小学校低学年でも準備をしていれば英検合格は可能です。
英検5級は筆記試験25分、リスニング20分の合計45分。英検4級は筆記試験35分(35問)、リスニング30分(30問)です。それぞれ筆記試験とリスニングの間に2分の間がありますが、5級であれば45分間、4級では65分間も集中力を切らさずに試験を受けなければいけません。
筆記試験は、当てはまる単語やフレーズを選ぶマークシート方式なので、スペルを覚えたりする必要はありません。
英検5級の合格ラインは満点の60%程度、4級は60~65%程度と言われています。
5級は筆記試験25問、リスニング25問の全50問のうち、30問程度正解できれば合格となります。
4級は筆記試験35問、リスニング30問の全65問のうち、39問くらいが最低合格ラインです。

英検4級や5級はリスニングの割合が高いので、リスニングで高得点を取ると合格しやすいですね。
小学生の英検受験|合格するための勉強方法
小学生で英検受験を考えている場合、他にすでに英会話などを習っている場合も多いかと思います。
すでにある程度英語の基礎ができている場合、問題集などを使って準備をすれば、5級や4級は充分合格を狙えます。
小学生用の英検の問題集を使って自宅学習
すでにある程度英語に慣れている子であれば、英検対策用の問題集で勉強すればで充分合格を目指せるかと思います。
Amazonなどで英検5級や英検4級の対策問題集が売っていますので、評価の高い問題集を1~2冊やってみると良いかと思います。
特におすすめは「英検5級をひとつひとつわかりやすく」と「英検4級をひとつひとつわかりやすく」という問題集です。
解説が丁寧でとても分かりやすく、4級、5級であればこの1冊だけでもいいくらいです。
英検対策ができる通信教材やオンライン英会話
昔ながらの問題集を解いて英検対策、というやり方だと、子供が自主的にペースをつかんで勉強するのが難しい場合があります。そんな時にお勧めなのが、オンライン教材やオンライン英会話。
最初は英検に合格したい!と思ってがんばっても、小学生のうちはモチベーションを保って問題集を解いていくというのは難しいですよね。子供のモチベーションを保ちつつ英検合格まで学習を続ける手助けをしてくれるのが、オンライン教材やオンライン英会話です。

また、英検3級を目指す場合も、オンライン英会話やオンライン教材をおすすめします。
英検3級は「中学卒業程度の英語力」が目安のため、小学生には少しハードルが高いので、きちんとした対策が必要になります。
英検対策のできる英語教材・オンライン英会話はどこ?
英検対策コースのあるオンライン英会話はいくつかありますが、2次試験対策のみだったり、小学生向けにできていなかったりします。
そんな中で、小学生で英検合格を目指す子供たちにおすすめな英語教材・オンライン英会話を厳選しました。
小学生の英検対策|4級・5級合格には問題集かネットドリルがおすすめ
もし、受験を考えているのが英検4級・5級であれば、オンライン英会話よりも自宅学習をおすすめします。
特に英検4級・5級の合格のコツは、英検に出てくる単語やフレーズ、言い回しを覚えて、解答できるようにすること。
小学生のうちは、文法などを勉強して「何故その答えなのか?」までを理解する必要はありません。
過去問や予想問題をたくさん解くことで、感覚的に覚えて解答できればいいのです。
なので、迷った場合はAmazonで購入できる問題集か、旺文社英検ネットドリルがおすすめ。
特に旺文社英検ネットドリルは、ゲーム感覚でサクサク回答して進めていけるので、子供たちには続けやすいと思います。
小学生が英検対策をして、英語力ってあがるもの?
英検対策には、過去問や予想問題をたくさん解いて、問題に慣れることがコツ!です。

でも、それって、「試験対策」で英検に受かる力はつくけど、英語力は身につかないんじゃない?
いえいえ、そんなことはありません!
小学生のうちは特に、たくさんの言葉、たくさんのフレーズに触れることが大事。
「なんとなく」これが正しいというのが選べるようになることで、「語学センス」が見につきます。
英検に良く出る単語やフレーズは、普段の英会話でも使われているもの。
問題を解くことで、正解を選べるようになれば、試験対策であっても実際の英語力も伸びます。
小学生だと、英語を学ぶ本当の意味や目的が見えない(将来使うというのはあまりに遠すぎて想像できないですよね)ため、何のために勉強しているのか、分からなくなってしまうことがあります。
ところが、英検に合格する!という具体的な目標を立てると英語を勉強する理由がもっと身近なものになるので、もっとやる気が出るようです。
小学生で英検なんて受験する必要ない!と考えている方も多いかもしれませんが、子供達の英語学習のモチベーションをあげ、英語力をつけるためにも是非挑戦して欲しいと思います。
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