
小学生の子供の英語学習、文法もやらせた方がいいのかな?
やるなら、どんな方法がおすすめ?
いよいよ2020年4月から小学校(5年・6年)で英語が「教科」になりました。
今までも英語を教えている学校はたくさんありましたが、教科になることで、成績がつけられるようになりました。
そして、英語学習が前倒しになり、小学3、4年生でも外国語活動として、英語を学びます。
この記事では、小学生は英語の文法を勉強する必要ある?やるならどうしたらいい?といった疑問に答えます。
この記事の内容
- そもそも小学生に英文法は必要なのか
- 中学で英文法でつまづかないための、小学生の英文法の勉強方法
そもそも、小学生に英文法は必要なの?
そもそも、小学生に英文法の勉強って必要なの?と思いますよね。
「文法」というと高校で習った「他動詞・自動詞」や、第5文型なんかを思い出してしまうと、難しすぎて、子供にはとっつきにくいのでは?と心配になってしまいます。
でも、心配する必要はありません。小学生で習う英文法は本当に基本中の基本。
英語の言葉の基本の順序を覚えるというくらいで大丈夫です。
小学生で習う文法のレベルはどれくらい?
小学生で習う英文法は、主に以下の6つ。それも「文法」として習うわけではなく教科書に出てくる文章のレベルです。
1. 肯定文・否定文 I am Japanese. / I am not Japanese.
2. 命令文 Please sit down./ Please don’t touch it.
3. 疑問文 Do you play tennis?
4. 過去形 I went to Disney Land yesterday.
5. 現在進行形 I am studying English.
6. 動名詞 I like swimming.
それでも、3人称単数で動詞の形が変わる不規則な動詞は扱わないなど、小学生がつまづきそうなものは排除してあります。
難しく考える必要はなく、否定するときはこうするといった「なんとなくのルール」さえ分かれば問題ありません。
中学で英文法でつまづかないための、小学生の英文法の勉強方法
小学校で習う英語は「聞く」「話す」がメインになります。
なので、学校できちんと文法を習うということはありません。
ただ、こういう時にはこうする、というルールを身につければいいので、なんとなくの英文法が分かっていれば大丈夫。
とはいえ、小学校の英語教育はまだまだ始まったばかりで、中学での英語教育にうまくつなげていけるのかは、これからの課題になってくるでしょう。
中学で英語の文法で躓くことがないように、ある程度文法を勉強しておいても損はありません。
では、小学生が英文法を身につけるのに、一番いい方法はなんでしょう。
例えば、あなたが今全く知らないスペイン語や中国語を勉強することを考えてみてください。
いきなり品詞の勉強や文法の勉強をしても、興味がなくなってしまいますよね。
おそらくは、こんにちは、げんきですか?といった挨拶など簡単な文章を覚えるところからはじめるのではないでしょうか?
子供たちの英語学習も全く同じで、まずは、
たくさんの文章を覚える→文章を作るさいの順番を覚える
のが正しい学習方法です。
小学生におすすめの英文法の教材はこちら
まずは、たくさんの文を覚えましょう。
例文を知ることで、「なんとなく」の英文法が身につきます。
文法を知らなくても、たくさんの例文を身につけていれば、そこに自然とルールがあることが分かるようになります。
このドリルは小学生の英検対策にも使えます。
ある程度、例文が頭にストックされてから、英文法の勉強をすると理解しやすいはず。英文法を学ぶならこちらのドリルがおすすめです。
小学生への英文法の教え方|英語学習は、習うより慣れろ!?
小学生のうちは、英文法をきちんと身につけて正しい文章を構成できるようにするよりも、たくさんのフレーズに触れて慣れておくことが重要。
もし、目的が英語の成績を上げること、であれば、英文法をある程度理解しておくことも大切かもでしれません。
でも、もし、最終的な目的が、将来使えるホンモノの英語力を身につけることであれば、小学生のうちは文法はそこまで気にしなくていいと思います。
高校生の英語学習や大人になってから英語を勉強し直す人たちには、英文法の勉強は非常に重要で、そのようにアドバイスするのですが、子供の場合は違います。
まずはたくさんのフレーズや文に触れて、自然と「なんとなく」の文法が身につけておき、ある程度そういった感覚が蓄積されてから、英文法を学ぶと「そういうことか!」と納得できるようになります。
まだ脳が柔らかく、スポンジのようになんでも吸収できる子供のうちにやっておくべきなのは、文法よりも、たくさん英語の音に触れること。
英単語や文法は、大きくなってからでもいくらでも身につけることができますが、音だけはできるだけ若いうちから聞いておかないと、脳が処理できなくなってしまうからです。
ホンモノの英語力を身につけるには、子供のうちはまずは「慣れ」ておくこと。
文法は、余力があったり、子供が自分から学びたい、どうやったら文章が組み立てられるか知りたい、という場合にやる程度でいいと思います。
たくさんのフレーズに触れ、英語のリズムや音に慣れるために、ハッピーイングリッシュのような教材を試してみるのもおすすめです。
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