
子供に英語を習わせたい。オンライン英会話を考えているけど、フィリピン人講師とネイティブ講師、どっちがいい?
今は格安のオンライン英会話も乱立していて、どこがいいか迷ってしまいます。
特に安いオンライン英会話のほとんどがフィリピン人や東欧系の「ノンネイティブ」な講師を採用しています。
こうしたオンライン英会話が一概に「効果がない」とか「英語力は伸びない」というつもりはないですが、特に子供の場合は、「ネイティブの英語を聞くこと」を重視した方がいいです。
その理由は3つ。
- フィリピン人や東欧の講師の英語は文法や発音が間違っていることが多々ある。⇒正しい文法ではなくブロークン・イングリッシュが身についてしまう。
- ノンネイティブ講師の場合、英語力やレッスンの質にバラつきがある。
- ノンネイティブの発音を「正しい音」と認識してしまう。日本人が英語を聞き取れない理由は、日本語と英語の周波数が違いすぎるから。子供ならまだ高周波を聞く耳を育てられるのに、その機会を逃してしまう。

それぞれ詳しく解説しますね。
子供に英語を習わせるのなら、本当に使える英語を身につけて欲しいものです。
英語をマスターすれば、子供たちの将来の可能性や選択肢はグンと広がります。
子供のうちに英語がペラペラになる必要はありませんが、しっかりと土台を作ってあげることが大事です。
当サイトでは、繰り返し、子供の頃から英語を習うことのメリットを伝えていますが、その中でも「ネイティブの音に慣れる」ことを特に強調しています。
その理由を解説します。
英語耳を鍛えるのは、子供のうちが一番
「臨界期」という言葉を聞いたことがありますか?
音声言語には「臨界期」があるといわれていて、それが9歳から15歳くらいです。
私は英語圏に10年以上住んでいた経験上、大人になってから英語を身につけた人と、子供の頃から英語に触れていた人にたくさん出会ってきました。
英語の総合力、という意味では、大人になってから英語圏に移り住んだ人たちも、文章を書いたり読む力は、子供時代あるいは高校生くらいから英語環境に身をおいてきた人よりも劣ってはいません。
でも、発音や聞き取りなど「音」に関することになると、英語圏に来た年齢が若ければ若いほど、優れています。
自分の体験からも感覚的に言えますが、これは移民を対象にした研究でも明らかになっています。
子供時代に親子留学などができればいいですが、それができるのは一握りのひとでしょう。
でも、子供の頃に英会話に通ったり、英語の音を聞いていたという人はやはりリスニングも発音も上手です。
英語が聞き取れないのは日本語と周波数が違いすぎるから
日本人が英語が上手く聞き取れない理由に、「周波数が違いすぎるから」というものがあります。

イギリス英語と日本語なんて、全然かぶってない!!
そりゃ聞き取れなくて当り前だわ・・・
分かりやすいように、イギリス英語、アメリカ英語、日本語を上の方に並べてみました。
アメリカ英語とイギリス英語では、同じ英語でも周波数が違うんですね。

私はイギリスに住んでいたことがあるけど、イギリス英語はアメリカ英語やオーストラリア英語より聞き取りづらかった・・・
人間は、20ヘルツから20,000ヘルツの音が聞き取れるとされていますが、普段聞かない音に関してはチューニングされず、だんだん聞き取ることが難しくなります。

だから、子供のうちから、違う周波数の「ネイティブの音」を聞くことで耳をちゃんとチューニングしておくことが大事なのね。
ネイティブでも周波数が違うので、英語ネイティブではないフィリピン人や東欧系の講師の音では、チューニングが違ってきてしまうのです。
LやRの音の違いを聞き分けるのは大人になってからではかなり難しい。
LとRの音の違いって日本人には難しいですよね。
はっきり言って、子供のうちに習得しないとほぼ不可能です。

LとRの発音や聞き分け、私も今でも苦労しています。
LとRの発音や聞き分けについては、なんとWikipediaページまであるんですね。
Goto (1971) によれば、成人してから英語を学ぶ日本語の母語話者は、英語の /r/ と /l/ の音声上の違いを知覚するのが困難であり、これは英会話に支障がない英語話者であっても、相当の期間にわたって英語圏に居住経験があっても、また、自分が話す際にこの二つの音を使い分けられていても当てはまる

自分で発音できたとしても、聞き分けるのはほぼ不可能なのね・・・
なので、最初の周波数と一緒で、子供の頃からLとRの音に耳を慣らしておく必要があるんです。
ネイティブ講師に教わるメリット:自然な言い回しやニュアンスを習得できる
子供が始めて英語を習うとき、「りんご=apple」 という感じで単語を覚えていきますよね。
でも、実際は英語と日本語の単語って1対1の関係にないものが多々あります。
例えば、Doorはドアですが、これもピッタリ日本語のドアと同じではありません。
日本語だと、ベランダの窓ということがありますが(地方によってベランダのドアの場合もあるようですが)、英語では出入りできるものは全てDoorです。 つまり”the door to the balcony” でdoorがwindowになることはありません。
他にも、背の低い木はtreeではなくbushやshrubと言います。
あげ始めたらキリがないほど、一つ一つの単語がカバーする意味がピッタリあっていないものがたくさんあります。
そういった部分は、ノンネイティブが間違えやすく、例えば、日本語では薬を「飲む」と言いますが、英語ではtakeです。そしてノンネイティブの人が「eat」を使っているのを何度も聞いたことがあります。これはおそらくその人の母国語に引っ張られて間違えているのだと思います。
特に、子供が英語を学ぶ時は、日本語から英語を訳すのではなく、英語のまま覚える方が確実です。
当サイトがおすすめしているのは、子供をバイリンガルに育てる【ハッピーイングリッシュ】というCD教材、あるいは、ネイティブ講師のレッスンが受けられるオンライン英会話です。
ネイティブ講師のレッスンを受けられる子供向けオンライン英会話はこちらの記事↓で紹介していますので参考にしてみてください。
当サイトでは、本当に英語が身につく子供向け英語教材とオンライン英会話を英語のプロとネイティブスピーカーが客観的に評価しています。
ランキングが気になる方はこちらも是非読んでみてください。
コメント