突然ですが、サイトワードって聞いたことありますか?
英語圏の幼稚園生や小学生が最初に習う単語のことです。
サイトワード(sight words)とは、ぱっと見ただけで読んで意味が取れるようにしておく単語のこと。
英語圏の4歳~5歳の子供達は最初に100単語を覚えます。
このサイトワードとフォニックス、あまり日本では言われていませんが、日本の子供たちの英語学習にもとても役に立ち、小学校、中学、高校、大学と続く英語教育の大きな基礎になります。
小学生が覚えると英語力がグンと伸びるサイトワードとは?
会話や物語によく出てくる単語のため、この単語100個を覚えることで、本がスラスラ読めるようになるんです。
日本の英語教材は a , b , c の順番に「a」 は 「apple」や「ant」、「b」は 「bee 」など、名詞を中心に教える物が多いです。
でも、英語圏の子供達はまず、sight wordsを覚えることで、文章が読めるようになり、名詞は絵本の絵や文の内容を手がかりに覚えていくことができるようになります。
なので、小学生が本当に使える英語を身につけるには、この「サイトワード」を覚えるのが効果的です。
もちろん英語圏で育つ子供たちに比べて、もともと知っている名詞も少ないので、英語教材に載っているような「 apple」や「ant」といった名詞と合わせて覚えていくとより効果的かと思います。
サイトワードにはどんなものがあるの?
サイトワードにはどのようなものがあるかというと、一番最初に覚えるのは、a, about, the, at, I , am ,you, like, she など、簡単な文章に出てくるよく目にする単語です。
サイトワードは最初の100単語から、学年があがる毎に増えていきます。
サイトワードのリストは英語のサイトですが、こちらのサイトにリストがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
サイトワードの覚え方
サイトワードは、フラッシュカードのようにして、とにかくどんどん読み、文字と音が一瞬で結びつく練習をします。
フラッシュカードはamazonでも購入できます。
サイトワードを覚えたら、サイトワードリーダーズを読もう
英語圏の小学校では、サイトワードを覚えつつ、ホームリーダーと言ってサイトワードがたくさん出てくる薄い絵本を自力で読む練習をします。
絵本の文章は反復が多く、たとえば、「I like ○○」であれば、主語や○○の単語がページごとに入れ替わることでlike という単語が完全に覚えられる、といった感じです。

簡単な文章の絵本をたくさん読むことでサイトワードが身につき、語彙が増え、本を読む習慣もつけられるんですね。
サイトワードをしっかり身につけるためのサイトワードリーダーズもAmazonで購入できます。
CDがついているので、正しい発音でリスニングの勉強にも、発音の練習にも役に立つので、とってもおすすめです。
また、CDは聞き流しにも使えますね。
小学生で英語を勉強したての子供たちにはぜひ、サイトワードを覚えて、サイトワードリーダーズを読んで欲しいと思います。
英語力が飛躍的に伸びること間違いなしです。
英語圏の幼稚園や小学校では、サイトワードを覚える前、あるいは同時並行で、フォニックスも教えます。
フォニックスとは、A, B, C,Dを エービーシーディーと読むのではなく、単語の中で発音される音で覚えていきます。
これについては別の記事で紹介していますので、読んでみてください。
フォニックスとサイトワードを組み合わせることで、英語圏の子供たちが英語を学ぶように英語を身につけることができます。
子供たちが将来本当に英語を話せるようになるには、基礎となる土台をしっかり作ってあげることが大事です。
フォニックスやサイトワードを学ぶと発音、リスニング、読み書きなど総合的な英語力の基礎ができあがります。
英語学習の基礎を作ったら、次は英会話。日常的なフレーズを身につけることで、英語の会話力・コミュニケーション能力が上がります。
当サイトでは、子供達が、本当に使える英語を身につけられるように、子供向け・小学生向けの英語教材やオンライン英会話を元バイリンガル英語講師、ネイティブスピーカーが様々な視点から客観的に評価しています。
子供の英語学習法に迷ったら、ぜひ一度チェックしてみてください。
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